ハマる人続出!『ザ・ファブル』のTwitter広告が最強なワケ
出典:https://friday.kodansha.co.jp/article/265778
実写映画化も2回されている、南勝久さんの漫画『ザ・ファブル』のTwitter広告にハマる人が、この夏、大量発生していた。
『ザ・ファブル』は、伝説的な強さゆえに裏社会でも「ファブル」(寓話)というあだ名のみ知られる天才殺し屋が、ある日、ボスから1年間殺し屋を休業して大阪で一般人として暮らすことを命じられるという物語。「佐藤明(アキラ)」という偽名を与えられた主人公は、パートナーの「佐藤洋子(ヨウコ)」(偽名)と平和に暮らそうとするが、次々にトラブルに巻き込まれ……。
正直、バイオレンスや裏社会系を描く漫画に興味がない層は、手にとらない作品かもしれない。しかし、twitter広告の中身をのぞいてみると、そこにあるのは、酒豪ヨウコが男を酔い潰して遊ぶ酒シリーズや、殺しの天才が描く幼児のような無邪気なイラストシリーズなどなど……。「何これ、ギャグ漫画じゃん!」「ほのぼの、キュートすぎる!」という驚きから、試し読みを始め、深みにハマってしまう人が多いのだ。
いったいなぜこんな魔のTwitter広告を? 作者・南勝久さんのデビュー時からの担当編集・ヤングマガジン編集部の田坂清志さんに聞いた。
凄まじい反響だったTwitter広告…今までとは違う読者層も
「Twitter広告はマガポケをはじめ、各社で出してもらっていて、僕は最終的に監修としてチェックするだけなんですが、相当な宣伝費をかけてもらい、良いチョイスをしていただいていることで、ありがたいことに若い世代や女性など、今まで届いてなかった読者層に届いていることを感じます」(田坂清志さん 以下同)
実は連載開始当初は、売上がいまひとつ伸びなかったという。ところが、徐々に評判になり、映画化やTwitter広告の影響もあり、今では紙よりデジタルのほうが圧倒的に売れる状態に。
「宣伝が始まったばかりの頃は、どこも内容がかぶっていたんですね。本当はものすごく強いのに弱いフリして、殴られて泣くというシーンばかりで、それは非常にキャッチ―なんですが、正直、『またここかよ(笑)』みたいな。
でも、時間をかけてバリエーションが増えていく中で、ヨウコのお酒やアキラのイラストなどのシリーズが出て来た。
面白いと言っていただける一番の理由は、週刊連載18~20ページの構成が、ざっくりと3シーンか多くても5シーンぐらいの積み重ねで続いていくため、Twitterでワンシーンを切り取りやすいんだろうなと。
主人公兄妹が普通を目指して暮らすほのぼのパートや、ほのぼのから派生するギャグパート、そこから一転してヤクザや裏社会の人たちのバイオレンスパートもあって、キャラクターのバリエーションがありつつ、それぞれ3種類の風味が重なりあって、それらから切り取りやすい形になっていることがある気がします」
Twitter上では「Twitter広告きっかけで全巻買いしてしまった」というつぶやきも散見される。その一方で、9月末まで全話無料という大盤振る舞いで商売になるのか不思議なほどだが。
「当初はデジタルでの無料試し読みは、これまで買ってくれた人たちに申し訳ないと思ったところもありました。でも、営業担当者は『絶対やったほうが良い』と言うので、南先生の了解の上、制限を持たせず、どんどんやってくださいということで全話無料にしました。
実際、『(無料で)見せれば見せるだけ売れる』という結果が明らかにステータスにも出てきていますので、やはり知ってもらってなんぼだなと。
びっくりしたのは、期間限定で1日数話ぐらいしか読めないのに、ポイントを獲得しまくったり、デバイスを分けたりしつつ、すぐに全話読み終えた猛者もいること。
正直、絵柄からしても、コンビニのレジ横にあるスイーツみたいに、必ずみんなが取って食べるようなものじゃなく、どちらかというと油っこかったり、パンチが強かったりするのに、まず無料で読んでもらえたらハマっていただけた。漫画の売り方はいろいろありますが、『ザ・ファブル』はtwitterと相性が良かったのだと思います」
リアリティを追求するために…作者・南勝久さんの徹底した「準備」
南勝久さんは、中学を卒業後、職人系の職を転々とし、1999年に『ナニワトモアレ』で第41回ちばてつや賞準大賞を受賞し、デビューした漫画家だ。田坂さんはちばてつや賞受賞の際に自ら手を挙げ、担当になった。
※以下引用先で
フライデーデジタル 9.24
https://friday.kodansha.co.jp/article/265778
元スレ:ハマる人続出!『ザ・ファブル』のTwitter広告が最強なワケ [鳥獣戯画★]
Kindleだけどな。
後悔はしない面白さだ。
二部はともかく一部は面白かった。
なお広告は「マスタープロよねー、黙っていてよねー」の部分。
めちゃめちゃ面白かったわ
あんなん笑うわ
こういう、広告大事だと思う。
「正体隠してるけど、本当は最強の殺し屋です」というなろうみたいな話だけど、地に脚のついたリアリティのある作風と相まって味わい深い。
あと酒のみパートが相当面白い。
酒のみパートはマジで酒飲んでるだけなのに相当面白いな
家飲み会は切なさもあって特に好きだ
あと~~って言うやつはアホっぽい。
バカっぽいのに乗せられて潰れて醜態さらすのがこの作品の酒パート
わざと不愉快に作ってんだろ?って広告がもはや主流
プロだからな───